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他人の何気ない一言や行動に傷ついて動けない時

2024年6月7日 in 心を整える - No Comments
おしゃれなパン

前回記事を書いてから3年以上経っていた。

ある人のある言葉で、私はこのブログが書けなくなった。

批判されるのが怖い。心が折れてしまったのだ。

無理にブログを書く必要はない。書きたかったら書けばいいし、書きたくないなら書かなきゃいい。

物事はとてもシンプルなのに、私は書けずにいるブログのことがずっと心に引っかかっていた。

2024年6月6日ふたご座新月を迎えて、私はまたこのブログを書き始めようと思った。

わたしはずっとブログを書きたかったのだ。

新月の始まりの力を借りて、私はまた新しい人生の旅をスタートさせようと誓った。
だけど、いざ書こうと思うと指が震える。
勇気が出ないので金沢のパワースポット尾山神社にお参りに行くことにした。

よく晴れていて、風が気持ちいい日だった。
お気に入りの曲を聞きながら自転車を漕ぐ。
歌詞と今の自分がリンクして、心にグッと込み上げてくる熱いものを感じた。
うつ回復期の時のような新しいことが始まるそんなワクワクする気持ちが蘇ってくる。

「私は伝えることを諦めない」私は神様に誓いをたてた。
尾山神社

尾山神社の中にある国指定重要文化財の神門の美しいステンドグラスが力をくれた。
尾山神社の神門

おみくじを引くと大吉で、背中を押すような言葉が書いてある。「あぁ、まさに私が欲しかった言葉だ!」と神に救われる思いがした。
尾山神社の当たるおみくじ

パワースポットで十分に充電し、最高に気分がよかった。
さらに帰り道に可愛らしいパン屋さんを見つけた!

そこまでは完璧だった。
私はその後、パン屋に寄ったことを後悔した。

ワクワクしてお店に入ると、「いらっしゃいませ」の声がなかった。
店内の販売スペースは3畳ほどで狭かったし、店員さんがいたレジとの距離は近く、客が来たのに気がつかないというのはありえないように思えた。

この狭い空間の中でまるで存在を無視されているような居心地の悪さに(客の私から「こんにちは」と言えば良かったなぁ)などと考えながらパンを選んだ。
(なんか気まずいなぁ)と思っていると、店員さんがボソッと「いらっしゃいませ」と言った。
なぜこのタイミングで?と違和感を感じたが、店内は可愛く、パンも美味しそうだったから気にしないようにした。

会計の間も店員さんは機嫌が悪そうだなと感じたが、気にしないようにした。

入店した時、引き戸が少し開いていたので、同じように少し開けたままにして店を出た。
すると私がお店を出た直後に背後から「ダンッ」と大きな音がした。
店員さんが力いっぱいドアを閉めた音だった。
乱暴に閉められた戸は勢い余ってまた少し開いたが、店員さんはそれをちらっと見て、そのまま中に入っていった。

店員さんはわざわざ戸を閉めに来たのに、結局私が開けていったのと同じくらい戸は開いたままだった。
無言でピシャリと閉められた扉を見て、私は悲しかった。

今日は仕事が休みなので、家に帰ったらいろいろやろうと張り切っていた。だが、やる気はすっかりなくなり、私はソファーに沈んだ。
さっきの店の口コミを調べてみる。
口コミのほとんどは4か5で、パンが美味しいとかお店が可愛いとかだった。
でも中には1や2もあり、店員が無愛想、常連客と態度の差がある、言い方が気に触る、常連とずっとおしゃべりしているのが不快などの口コミもチラホラあった。
私も店に入った時、まるで自分の存在を無視されているような居心地の悪さを感じた。常連客がいる時はさらに存在を無視されそうで、もっと居心地は悪そうだと安易に想像が出来た。
自分にだけ冷たかったわけじゃないんだなと思ったが、せっかく買ったパンは食べる気がしなくて、私は味噌ラーメンを作った。
ほうれん草とネギをたっぷり入れた。メンマも入れた。ラーメンは温かくてとても美味しかった。

パン屋では千円以上も使ったし、店員さんとは敬語で話したし、私は笑顔だった(と思う)。店員さんが不機嫌になる理由が思い当たらない。
まるで閉め出すように乱暴に閉められた扉、それがあまりにも理不尽に思えて、私は嫌な気持ちになっていた。

コンビニやスーパーで嫌な店員さんにあたることはある。タクシーや飲食店でも。生きていたらよくあることだけど、だけど今日はいつも以上に嫌だった。
なんでだろうと考える。
今日は私にとって特別な日にしたかったからだ、と気づく。

そして私は可愛らしいパン屋さんに小さな幸せを買いに行きたかったのだ。
パン屋に行くことはただの買い物ではなく、私の暮らしの中で小さな幸せなのだ。

今日はとても気分が良かったのに、1日を台無しにされた気分だった。

いやまだ今日は終わっていない。

他人に左右されてつまらない1日を過ごすか、よりよい方向に進むために行動するかは自分で決めることが出来る。

今日1日をどんな日にするかは自分が決める。

そう思えた時、私の手は自然とパソコンを開くことが出来た。
そして今、私は久しぶりにキーボードを叩いている。

今まで全然書けなかったのに、言葉がどんどん浮かんできて、スラスラとブログを書くことが出来た。

今日私は嫌な気持ちになったけど、結果それで前に進めた。だからこれで良かったと思えた。

自分の人生をどう生きるかを自分で決めるとはこういうことかもしれない

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毒親育ちのアダルトチルドレン。鬱になり、約2年半の引きこもり後、なんとか回復するも、また再発。何度も鬱再発を繰り返す自分と向き合い、本気で自分を変えたアラフォー主婦。行動主義でしたが、行動を変えるだけは「人は簡単には変われない」と実感。変わるためには自分自身の本質的な部分を変える必要があったことに気がつきました。一番大切なのは自分の気持ち。「どんな風に生きたいのか」「どんな人になりたいのか」自分の中の潜在意識を変え、「無意識に幸せな人生を選択できるように」私は生まれ変わりました。 Read More

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