うつを患っていた間、私の頭の中は、嫌な記憶や不安、焦燥感、嫌悪感でいっぱいでした。
過去の嫌な記憶や未来への不安、自己嫌悪に私は支配されていて、だから気分はいつも最悪で、やる気が出ず無気力でした。
2年以上毎日のように、ネットで「やる気出し方」「うつの直し方」を検索して、「反芻思考(過去の嫌な記憶などを繰り返し思う出すこと)」と「自己嫌悪」が良くないという事を知りました。
だけど、原因が分かっても「反芻思考」と「自己嫌悪」が止まらないのです。
ふと気がつくと、頭の中は過去の嫌な記憶やその時に言われて傷ついた言葉、その時の感情を思い出している。
そして自分自身を責めてしまう。すぐに心が闇に包まれてしまう。
正直、今でもそうです。油断すると、闇の感情に飲み込まれて、動けなくなってしまう。
そんな闇の感情が現れた時に、私がする事
- 好きな音楽を聴く
- YouTubeなどの動画を見る
- スマホのゲームをする
ふと嫌な記憶を思い出してしまうのは仕方がないです。自分のせいではありません。あなたは何も悪くありません。
心に闇が現れたら、まずは1分でいいから何か集中できる事をやってみる。
何かに集中することができれば、その瞬間は嫌な記憶を頭の中から追い出せます。
でもいきなり読書や運動に集中することは難しいので、座ったまま指一本でできる事がいいです。
特に音楽を聴くことは効果があります。イヤホンやヘッドホンをしてなるべく外の音をシャットダウンして、歌詞に意識を集中させる。なるべく悲しい曲や今の気持ちに寄り添ってくれる音楽を。(私は米津玄師やキングヌーの曲を聴くと落ち着きます。)
そして心が落ち着いてきたら、もう少しだけ行動してみる
- 散歩に行く
- 掃除などの家事をして体を動かす
- ネイルを塗る
生きていく上で必須ではないけれど、生活を彩るものを大切にすることは、精神的にとても良い効果があると思っています。
特にネイルは、簡単に変化を楽しめる。
そういう私も、鬱の間は身だしなみを整えたり、オシャレを楽しむということから遠ざかっていたので、久しぶりにネイルをしようと思ったら、マニュキアはすべて固まっていました。なので先日、新しいマニュキアを購入。
ネットの口コミで、高評価のネイルホリックを買ってみました。さすがの高評価。いつも上手く塗れない私でも綺麗に塗れました。あと、フェリシモのジェルネイルシールも使いやすかった。
人って意外と単純で、ネイルが上手に塗れたり、爪先が可愛いだけで元気になれる。
もし、今生きるのがしんどくて、毎日が辛かったら、音楽を聴いてみて。
そして、少しでも力が湧いてきたら、お気に入りのネイルを塗ってみましょう。
その可愛い指先は、あなたが自分で選んだ色とデザインで出来ていて、
あなたは簡単に自分自身を素敵に変えることが出来るのです。
そして辛い事があった時、その指先を見るだけでまた元気を取り戻せます。
あなたが好きなもの、かわいいもの、おしゃれなもの、楽しいことはきっと
人生のお守りとなって、心を支えてくれます。
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