今日は、心理セラピー的なお茶会に参加してきました。
少し前までは外に出るのも、人と会うのもあんなに怖かったのに、今日は初めて会う人とも楽しく話が出来ました。
すごく楽しかった。
「私は鬱から回復できた」と実感しています。
私は、2017年の年末から鬱でひきこもりでした。
いろいろあって2019年の春頃に毒親と絶縁。
その後は、折れ線グラフのように、良くなったり、悪くなったりしながら、今やっと地下から地上に出てこられた気分です。
今、あの辛かった鬱の時期を振り返って見て思うのは、アレを辞めたことが一番よかったなと思うのです。
辞めたというか、正確に言えば諦めたのほうが正しいのですが、それは…
「鬱を治すこと」を辞めました。
「えっー!? 鬱を早く治したいんですけど」って思った人は絶対に読んで欲しい。
自分自身も周りの人達も、「鬱を治したい」「早く元気な姿に戻って欲しい」と願っています。
私もそうでした。ソファーに座って、「うつの治し方」を1日中スマホで検索していました。
運動や散歩、掃除、健康的な食事、質の良い睡眠がいいと分かっても、何も出来ないのです。
体が動かない。何もやる気になれない。眠れない。
そういう症状の病気なのに、治し方が「体を動かしましょう」っておかしい。
「カップ麺やスナック菓子は辞めて、栄養バランスのよい食事を取りましょう」って、料理なんか作れるわけない。
「質のよい睡眠を取りましょう」って言われても、眠れないし、寝てもすぐに目が覚めるんですけど。無理ゲー過ぎる。
運動や掃除ができるくらいなら、もはやそれは鬱病じゃない…と私は思うのです。
「頑張って、早く元気になってね」
「一緒に頑張ろう」
「あなたなら絶対に出来るよ!」
周りの人達は焦って、散歩や外に出て人と会うように自分を急かしてきたりするけど、今はまだ外に出なくていいです。
自分のタイミングで、「外に出たい」「片付けたい」「体を動かしたい」と自然と思えるまで、無理はしなくていいです。
何もしなくてもいいです。
鬱を治すのは諦めましょう。
鬱経験者だから言いますが、頑張っても鬱は治らない。
むしろ、頑張れば、頑張るほどしんどくなって、辛くなります。
鬱を治そうとすること=今の自分のままでは、ダメなんだと自己否定することになります。
でもそんなことない。あなたはダメなんかじゃない。
あなたは鬱でも生きていていいのです。
「鬱でもいい。ただ生きていこう」
そう思えた瞬間に、私の心は軽くなりました。
すぐにはそんな風に思えないと思います。だって鬱を治したいから。元の元気な自分に戻りたいから。
だけど、鬱な自分もまた自分なのです。
たまにはそんな自分がいてもいいのです。
長い人生の中に、何もしない時期があってもいいのです。
今の辛い状態は永遠には続きません。
自然と体が動く日が必ずきます。
頑張るのは、その時でいいです。
うつ病の人が絶対にやっている「鬱を治そうと頑張ること」、「こんな自分は生きていてはダメだと自己批判すること」を辞めたら、鬱が良くなったという私の体験談でした。
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