私は過去何度もうつになっていて、今では「うつになりやすい人」だと自分で認めています。
例えば私の場合、残業続きで寝不足だったり、いくつもの案件や締め切りを同時進行で抱えていたりする時がうつの入り口になるのですが、同じ会社で同じ仕事をしていてもうつにならない人もいます。
「うつになる人」と「うつにならない人」の差は、一体なんなのか?
それは、
《自己否定するか、しないか》ただそれだけ
だと思っています。
さっきの例えの続きですが、寝不足だと誰でもミスをしやすい。
そんな時「私はなんてダメな人間なんだ…」と自分を責めるか、「寝不足だからしょうがないよね。次は気をつけよう」と考えるかただそれだけなのです。
その小さな思考の積み重ねが、鬱になるか、ならないのかの差。
うつになりやすい私は小さなミスが許せず、人から怒られたことが忘れられず、気になってずっと考えてしまうタイプ。目の前のことに集中出来ないのでまたミスをする → 自分を責める → 自己嫌悪という魔のループに陥ってしまう。
そして、自分で自分を責めていることに気がついていない。幼少期から存在を肯定されずに、否定されて育つと、自己否定することが当たり前になってしまう。それは、きっと当然のこと。しょうがない。
だけど、「あっ!今自分で自分のこと責めてた。自己批判してた…」と気づくことが出来たら、そこから必ず変われます。
うつになる人の最大の敵は自分。自己批判という武器を使って、自分で自分を攻撃する。
逆に、うつにならない人は、最大の味方が自分自身。
辛い時、自分自身に寄り添って、守ってあげることが出来る人です。
ダメな自分が現われた時、否定するのではなくて、どこまでも優しく受け入れてあげる。
私は仕事でミスをしたら、「みんなに迷惑をかけてしまったから、今日は徹夜で仕事をしよう!」と考える人でした。(「だから鬱になんだよ!」と当時の自分に教えてあげたい)
だけど、辛い状況にいる自分に対して、早く帰って寝てあげたり、心地よいカフェで美味しいものを食べさせてあげたり、可愛いものを買ってあげたり。大切な人にしてあげるように、自分に優しくしてあげることが大切なんだと気がつきました。
ミスなんて誰でもする。完璧じゃなくてもいいよ。自己満足でいい。
やる気が出ないなら、髪がボサボサでも、メイクをしない時があってもいい。
ラインに返信したくない日とか、カップラーメンしか食べない時期があってもいい。
自信なんかなくてもいい。
悩んでもいいし、鬱な気持ちになってもいい。
辛い時、あなた自身があなたの一番の味方でいてあげてください。
そんなきれいごと言われたって、やっぱり自分が嫌いで、許せなくて、どうしても責めてしまうかもしれません。
だけど「自己批判していること」に気がついて、そのことに意識を向けられるだけで、変わっていけます。
何度もしつこく書きますが、
うつになりやすい人は、いつも自分を責めて、自己批判している人。
うつにならない人は、ダメな自分も受け入れて、そんな自分にも優しくしてあげる人。
以上、うつになりやすい私が考える「うつになる人とならない人の差」でした。
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