私は自分の力で鬱を治すことが出来た!と思っていたけど、今思えばあれは躁鬱の躁状態だったのかもしれない。
自分を変えるために、頑張っていろいろ行動を起こしたのだけど、その行動を起こしたことで精神状態が悪化。
あんなに苦労して、時間をかけて、うつから立ち直ったのに、また簡単に鬱状態に戻って苦しんでいました。
自信を持って望んだ出版コンペ。おじさん達に笑われ、批判されて、また人生にやる気をなくしてしまいました。今思えばなんであんな無謀な挑戦をしてしまったのか。下手にやる気なんか出さずに普通の生活をしていれば、無駄に傷つくこともなかったのに。せっかく普通の生活ができるようになったのに、欲なんか出して、行動して自滅しまった。「なんて自分はバカなんだ」自分の行動に後悔して、せっかく自分を責めるのをやめることが出来たのに、また自分責めが始まっていました。自分がしたことが許せず、また死にたくなっていました。
そして隣人の騒音問題を引き金にまた不眠症が復活。隣人の深夜の音楽(40〜50db)が気になって眠れないので、自分を変えようと決意した私は、勇気を出して管理会社に連絡するという行動を起こしました。だけど音楽が小さくなることはなかった。なんとか現状を打破したいと強く思った私は、計3回も管理会社に電話。なのに、なぜか逆に深夜の音楽の音量がアップ(涙)。今まで困ったことがあっても誰にも頼れなかった私だったけど、「困った時は助けてもらおう」という幸せになるためのアドバイスを元に、管理会社に助けを求めたが、何も現状変わらず(むしろ悪化!)管理会社から面倒くさがられて最悪な結果に。やっぱり他人に期待してしまったのが間違いだったの?困った時は助けてもらうってこういうことじゃないの?
自分を変えたい、よりよい人生にしたいと思って勇気を出して行動したのに、どれもうまくいかなった。今回はよく考えて行動したはずのに、また間違えてしまった。行動なんかしなきゃよかった。じゃあ自分はどうしたらよかったの?
行動を起こしたら自分自身が、人生が変わっていくと信じることができたのに。せっかく行動してもいい結果にならなかった。
自分の価値の無さを実感し、どう生きたらいいのかまたわからなくなっていました。
そして私の鬱のトリガー「実家の家族が幸せでない話」を聞いて、気持ちはさらに落ち込み、気がついた時には私はまたおかしくなっていました。
夜はなかなか寝付けず、せっかく眠っても1時間で起きてしまう。目が冷めた瞬間に隣人の音楽が耳に入ってきて、頭にカーと血が昇る。副交感神経から交感神経に切り替わり、より目が冴える。眠れない!(怒)私はこのうるさい音楽がどこの部屋から聞こえるのか、調べることに躍起になり、深夜でも騒音計アプリを起動したスマホを手にマンションの廊下をうろうろしていました。そして気づいてしまったのです。これは、両隣共にうるさい…。毎晩一晩中音楽をかけてるだけでも非常識なのに、両隣ともなんてありえない!
「これは両隣がグルになって、嫌がらせしている。もしかしたら上の部屋もグルかもしれない!」ナチュラルにそう考えるようになりました。そして「あーおーあーお」という気持ち悪い歌声(幻聴)まで聞こえるようになっていきました。
隣人の音楽が聞こえてくると、息が出来なくなって、胸が苦しくなるようになり、昼間は外で時間をつぶずように。そんなある日、ふと気がついたのです。図書館にいても、車を運転していても「あーおーあーお」という気持ち悪い歌声が聞こえていることに!!つまりこの歌声は幻聴!?
その時わたしは自分がおかしくなっていることに気がつきました。自分で気づけたのは、私の父と妹も統合失調症を発症しているからです。
被害妄想と幻聴。
これは統合失調症の典型的な症状。あー私も、大嫌いで軽蔑しているあの父と所詮同じなのかと、人生に絶望しました。今まで父みたいなクズになりたくないと思って、頑張ってきたのにすべて無駄だった。
長い時間をかけて鬱を治したのに、また簡単に鬱に戻ってしまった。今までの努力は無駄だった。
またあの苦労して、時間をかけて鬱から回復していく過程を繰り返すのはもう私には無理だなと思いました。
どうせどんなに頑張っても、簡単にまた鬱が再発するんだから、意味なんかない。
人生に絶望した私は、その時はそうとしか思えませんでした。
私の鬱再発パートはさらっと書くつもりだったのですが、書きたいことがどんどん出てきて、めっちゃ長くなって疲れてしまったので、「また鬱が再発して統合失調症になりかけて、やっと気づいた大切なこと2 」に続きます。
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